富山県ほたるいか協会サイト より
http://www.hotaruika-toyama.com/
我家の最寄りのスーパーには、何年か前から富山湾のホタルイカが、毎年3月末くらいから並ぶようになったのですが、今年はいつもよりも長く売り出されているような気がします。コロナの影響で旅館や料亭、飲食店などの仕入れが不振なのか、今シーズンは豊作なのか、と勝手に諸々想像しつつ、スーパーに行く度に買い物かごの中にホタルイカを入れております。今の時期しか食べられないですからね♪
富山湾に限らず、ホタルイカはこの時期の味覚なので、他の地域産のものも売りだされているのですが、富山湾のものはプリプリ感が際立っています。その理由は富山湾の海底地形と立山水系の河川が何本も注いでいるためと言われています。
富山湾の海底は浅い場所が少なく、沿岸から沖に向かうと急に深い谷となる「あいがめ」と呼ばれる地形になっていて、谷になる手前あたりがホタルイカの産卵場所になっているようです。そして有機質たっぷりの立山水系の河川が注ぎ込み、湾全体が良質なプランクトンの住処となり、魚たちにとっては格好の餌場となっているようです。つまり、良質な餌をたっぷりと食べたメスのホタルイカが、陸から近い産卵場所に一斉に集まる場所が、富山湾沿岸ということなのです。正に自然の恵みですね。
自然の為せる業と、冷蔵技術、輸送技術の発展といった現代科学のコラボによって、遠く離れた関西の地でも、北陸の幸を美味しくいただけることに感謝です。
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